バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。

5月17日(木)の夜、お気楽ワインセミナー「北の大地の個性豊かなワインと美味しい料理を楽しむ宴」を東京・日本橋のVASHON日本橋兜町店で開催しました。

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今回は「北のワイン」をテーマに、北緯43~49度の冷涼な産地で造られる個性的なワインをセレクトしました。

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5月も半ばに入り、夕方もすこし蒸し暑い感じ・・・のどを潤したい気分ですね。
さっそくスパークリングワインの抜栓に入ります。

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今回のスパークリングワインはクレマン・ダルザス。
フランス東北部アルザス地方で、シャンパーニュと同じ伝統方式で造られます。

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クレマンの説明をしながら抜栓し、みんなで乾杯~!

アルザス地方の主役はリースリングですが、このクレマンはピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブランから造られた、少しコクのあるタイプです。

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ひと皿めの料理は、真ダコとハーブのカルパッチョ。柑橘のヴィネグレットで味付けしています。

これにはイタリア東北部フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州の土着品種、リボッラジャッラ主体の白ワインを合わせました。

ワインがもつ青草ハーブや白コショウのような香り、カボスなど柑橘系や青リンゴを思わせるフレッシュな味わい、そして後味に残る心地よい苦味が、この料理のテイストと大変よくマッチしました。

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お店の方から料理の説明をして頂いています。
いつも、メニューや食材の選択、料理法などに関する丁寧なレクチャーが好評です。

ふた皿めの料理は、豚肩肉とプルーンの赤ワイン煮込み。
お肉がとても柔らかく、味付けもやさしくて、とても美味しいです。

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この料理は、オーストリア東部ブルゲンラント州のツヴァイゲルト100%、完全オーガニック&天然酵母のみで造られた赤ワインとともに楽しみました。
チェリーやプラムのような酸味を伴うミディアムボディで、完全オーガニックから来ると思われる還元的な香りもあり、12ヶ月の大樽熟成による素朴な風味を持ったワインです。

ワインが持つダークチェリーやブルーベリー、プルーンを思わせる香りと果実味を伴うやさしい酸味が、この料理とよく合いました。

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3皿めの料理は、ブルーチーズとキノコのビーフスライダー。
手作りのビーフパテがブルーチーズやキノコとともにバンズでサンドされている料理です。
フォークとナイフで食べてもよし、そのままかじって頬張ってもよし。
口に含むと肉厚なパテがキノコやバンズとよく絡み、とても幸せを感じる味わいです。

ワインはニューヨーク州北部、オンタリオ湖の近くに位置する銘醸地フィンガーレイクスで造られるピノ・ノワールを楽しみました。
アメリカンな料理とニューヨークのワイン・・・なかなか粋なマリアージュですね ^^

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とてもきれいな淡いルビーの色合い、7年熟成していることから、ややレンガ色がかって熟成のニュアンスも見えます。
ストロベリーやチェリーを思わせる華やかな香り。
樽香もありますが、それほど強くは主張していません。

赤系果実の酸味と果実味がエレガントで、どちらかというとヨーロッパのピノ・ノワールの味わいです。
熟成から来るかすかにキノコやナメシ革、土を思わせる香りが、料理のキノコの風味と絶妙にバランスします。

このニューヨークのピノ・ノワールはゲストの皆さまからも大好評で、「すごく美味しい」「暖かい年のブルゴーニュのワインみたい」といった声を頂きました。

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ソムリエール犬飼から、ワインの味わいや料理との相性についてお話をしています。
ワインの見方や感じ方には、ひとりひとりに個性があるもの。
さまざまな角度からワインを語り合えるのも、ぼくたちのワインセミナーの楽しいところです。

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この日は常連ゲストの方が、日帰り出張先の長野で買ったシードルを持ってきてくださいました。
シードルはリンゴのスパークリングワイン。
無濾過で造られたドライタイプ。果実味がぎゅっと凝縮されていて、極旨です。
なんだか、まるでホワイトビールのようなニュアンスも感じられます。

差し入れ、どうもありがとうございました。

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ワイン談義は盛り上がり、楽しい夜はまだまだ続きます。

今回で、このVASHON日本橋兜町でのワインセミナーは丸1年となりました。
昨年の第1回目の開催日も、偶然にも今回と同じ5月17日でした。

ぼくたちバイザグラスのお気楽ワインセミナー、今後もいろいろな形にチャレンジしながら進化させていく所存です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(バイザグラス株式会社 代表取締役・ソムリエ 松沢裕之)

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