バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。
ドイツでも、他のヨーロッパ諸国のワインと同様に、ブドウが育てられた "場所" の名前がワイン名としてつけられています。

▲ピースポーター・ゴルトトレプヒェン・リースリング・シュペトレーゼ
上級のワインになると通常、村の名前と畑の名前がセットでワイン名となります。
(例)Piesporter Goldtröpfchen
ピースポーター・ゴルトトレプヒェン
・・・ ピースポート(村名)er + ゴルトトレプヒェン(畑名)
ただし、ほとんどのヨーロッパワインと違う点として、ドイツワインではブドウ品種もたいていワインの名前の中の一部となっています。
(例)Piesporter Goldtröpfchen Riesling
ピースポーター・ゴルトトレプヒェン・リースリング
上級のドイツワインの場合、さらにもう一つ別の要素がワインの名前に加えられます。
それは Prädikat プレディカートと呼ばれる、収穫時点でのブドウの成熟度(すなわち糖度)を示す用語です。
(例)Piesporter Goldtröpfchen Riesling Spätlese
ピースポーター・ゴルトトレプヒェン・リースリング・シュペトレーゼ
この場合、「シュペトレーゼ」がプレディカートです。
プレディカートとは、いわばワインにつけられる「肩書き」で、6段階あります。
上から順に:
Prädikatswein プレディカーツヴァイン
と総称され、ドイツのワインシステムの中では最上級のランクに入ります。
このプレディカートように、ブドウの熟度の高いものに対して最上級のランクを与えるドイツのシステムは、他のヨーロッパ諸国のシステムの背景にあるコンセプトとは完全に異なったものです。
ヨーロッパ諸国のワイン格付方式は、素晴らしい生産地や畑に対して最高のステータスを与えるのが普通ですから。
こうしたドイツのシステムは、この国では伝統的にブドウ栽培の優先順位が「成熟度」に置かれてきたことを如実に物語っています。
冷涼かつ毎年変化の激しい気候条件のもとでは、ブドウの成熟は決して保障されるものではなかったため、これが最上の目標とされてきたのです。
ドイツの気候条件は、ワイン造りという点では決して恵まれていません。
ブドウの成熟度(糖度)の高いものに対して高い地位を与えるという発想は、そうした所与の条件を背景にして生まれてきたのですね。

ドイツでも、他のヨーロッパ諸国のワインと同様に、ブドウが育てられた "場所" の名前がワイン名としてつけられています。

▲ピースポーター・ゴルトトレプヒェン・リースリング・シュペトレーゼ
上級のワインになると通常、村の名前と畑の名前がセットでワイン名となります。
(例)Piesporter Goldtröpfchen
ピースポーター・ゴルトトレプヒェン
・・・ ピースポート(村名)er + ゴルトトレプヒェン(畑名)
ただし、ほとんどのヨーロッパワインと違う点として、ドイツワインではブドウ品種もたいていワインの名前の中の一部となっています。
(例)Piesporter Goldtröpfchen Riesling
ピースポーター・ゴルトトレプヒェン・リースリング
上級のドイツワインの場合、さらにもう一つ別の要素がワインの名前に加えられます。
それは Prädikat プレディカートと呼ばれる、収穫時点でのブドウの成熟度(すなわち糖度)を示す用語です。
(例)Piesporter Goldtröpfchen Riesling Spätlese
ピースポーター・ゴルトトレプヒェン・リースリング・シュペトレーゼ
この場合、「シュペトレーゼ」がプレディカートです。
プレディカートとは、いわばワインにつけられる「肩書き」で、6段階あります。
上から順に:
- トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ Trockenbeerenauslese(粒選り貴腐ワイン)
- アイスヴァイン Eiswein(氷結ワイン)
- ベーレン・アウスレーゼ Beerenauslese(粒選りワイン)
- アウスレーゼ Auslese(完熟房選りワイン)
- シュペトレーゼ Spätlese(遅摘みワイン)
- カビネット Kabinett(通常収穫ワイン)
Prädikatswein プレディカーツヴァイン
と総称され、ドイツのワインシステムの中では最上級のランクに入ります。
このプレディカートように、ブドウの熟度の高いものに対して最上級のランクを与えるドイツのシステムは、他のヨーロッパ諸国のシステムの背景にあるコンセプトとは完全に異なったものです。
ヨーロッパ諸国のワイン格付方式は、素晴らしい生産地や畑に対して最高のステータスを与えるのが普通ですから。
こうしたドイツのシステムは、この国では伝統的にブドウ栽培の優先順位が「成熟度」に置かれてきたことを如実に物語っています。
冷涼かつ毎年変化の激しい気候条件のもとでは、ブドウの成熟は決して保障されるものではなかったため、これが最上の目標とされてきたのです。
ドイツの気候条件は、ワイン造りという点では決して恵まれていません。
ブドウの成熟度(糖度)の高いものに対して高い地位を与えるという発想は、そうした所与の条件を背景にして生まれてきたのですね。










