「美味しい料理とワインを楽しみながら、ビジネスシーンで役立つワインマナーを学ぶ会」
を開催しました。
ぼくたちバイザグラスが毎月このお店で開催している、お食事付きのワインセミナーです。
いつもはぼくが講師を務めさせて頂くのですが、今回は日系航空会社の国際線キャビンアテンダント出身のソムリエである松田佳世さんに講師をお願いしました。

毎年ナパ・ヴァレーの産地を訪れている松田さんに
ワインも用意して頂きました。
日本では未発売の、彼女のとっておきワインも含まれています ^^

今回は「ワインマナー」がメインテーマ。
はじめにゲストの皆さんに、ワインのマナーに関するクイズに取り組んで頂きました。

難問?・・・皆さん真剣です。
全員ひととおり解き終わった後、松田さんの解説に入ります。

実際に大切な取引先の人と会食をしているという状況設定で、実践的なアドバイスをお話しています。

乾杯のときは、グラスをチン!と合わせません。
かといって、かしこまりすぎず、雰囲気を盛り上げるようにスマートに乾杯する動作を直伝。

前菜はリンゴとロックフォールのサラダをマンゴーのドレッシングで。
甘口の白ワイン、モスカートを合わせます。
ほどよい酸味と甘みのバランスが絶品です。
こんなに美味しいモスカート、
青かびチーズのロックフォールと素晴らしいマリアージュ。
リンゴ果実やマンゴードレッシングの風味とも非常によく合いました。

前菜の次はパスタを。
ローストシュリンプとフレッシュトマトのスパゲッティーニです。
このパスタ、とても美味しいんですよ。
パスタと同時に、スパークリングワインをサーブ。
色調ときめ細かな泡の様子をみんなで確かめます。

冷涼なメンドシーノ・カウンティで造られる、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式の本格的なスパークリングです。
かなり果実味とコクのあるタイプで、ふくよかな口当たりとシャルドネ主体の酸味が、シュリンプの風味やトマトパスタの味わいとよく絡み合います。

メインディッシュはサーロインステーキのメダイヨンスタイル。
グリーンペッパーソースにドフィノワ(ジャガイモグラタン)添えです。
赤ワインを2種類、まずはソノマ・コーストのピノ・ノワールから合わせます。
このピノ・ノワール、アメリカのワインらしく果実味はかなりしっかりしていますが、
それでいてエレガントな酸味も伴っており、非常にバランスの優れたワインです。

さらにナパのラザフォードで造られるカベルネ・ソーヴィニヨンをサーブします。
日本未入荷の、松田さんの秘蔵ワインのひとつ。
グラスに注ぐと、外観の輝きと香りから、ワインを知る者ならすぐに高級ワインとわかります ^^
味わいも素晴らしい。
ぼくは個人的にはカベルネ・ソーヴィニヨンがそれほど好きではなく、ましてや新世界のものはまず飲まないのですが、このワインは例外!
こんなの滅多に飲めないかも。。

上の写真のように並べてみると、違いがよくわかりますね。
左がピノ・ノワール、右がカベルネ・ソーヴィニヨンです。
料理のお肉が程よく柔らかいので、お肉自体のジューシーさにはピノ・ノワールが合い、
ソース全体を含めた重厚さに対しては、やはりこちらのカベルネ・ソーヴィニヨンがよく合うように感じました。
料理とワインを楽しみながら、松田さんからナパ・ヴァレーのワイナリーの情報や歴史について解説。

今般発生したカリフォルニア火災でナパ・ヴァレーのワイン産地も一部被災しました。
地図を示しながら、被災したエリアや被害が確認されているワイナリーなど、最新事情のお話がありました。

ひととおりお話を終えたあとは、ゲストの皆さんと歓談。
好きなワイン、マナーのポイント、ナパ事情と話題はつきません。

会の終盤は、ぼくたちスタッフも着席してワイン談義を楽しみました。
楽しい夜はまだまだ続きます。

今回もゲストの皆さん、どうもありがとうございました。
また素敵なレクチャーをしてくれた松田佳世さんにも心より感謝いたします。
バイザグラスのお気楽ワインセミナー、定期的に開催しています。
ご興味のある方、ぜひご参加くださいね!
