バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。
おととい8月23日(水)の夜は、お気楽ワインセミナー「美味しい料理とワインを気軽に楽しむ会」を開催しました。
東京・日本橋のVASHON日本橋兜町で毎月開催している、お食事をしながらみんなでワインをワイワイ学べるワインセミナーです。
【関連記事】7/12ワインセミナー「美味しい料理とワインを気軽に楽しむ会」を開催しました!

19時を過ぎても蒸し暑さの残る東京都心の夏の夜。
まずはスッキリしましょう。スパークリングワインで乾杯~!

今回のスパークリングワインは、チリのモンテス・スパークリング・エンジェル。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵の伝統的製法で造られる本格的スパークリングです。
色が濃い目で比較的コクのある味わいです。

前菜はいろいろトマトと生ハム、ローストビーフのサラダ仕立て。
ローストビーフに載せてある緑色のもトマト、手前の丸いフライの中身もトマトです。
甘味のあるトマトからかなり酸味のあるトマトまで、本当にいろいろ。
フランス・ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランを合わせました。
この白ワインが持つグレープフルーツのような果実味とハツラツとした酸味が、よく合いました。

このVASHONでのセミナーでは、ゲストの皆さまと一緒に講師もお料理をいただきます。
簡単な自己紹介など歓談タイム・・・それでも皆さんワインのテイスティングに真剣です。

2皿目はスズキのムニエル焦がしバターソース。
肉厚なスズキとソースのふくよかな風味には、樽香を伴うふくよかなテイストのシャルドネを合わせたいところ。

予定していたアルゼンチンのシャルドネの前に、
当初の予定には無かったのですが今回は特別にエキストラで、
フランス・ブルゴーニュ地方のシャルドネ(ルイ・ジャドのブルゴーニュ・シャルドネ2014年)もテイスティングしてみました。
同じシャルドネでもフランスのものとアルゼンチン(新世界)のものではワインのスタイルや味わいが違うことを体感していただこうとの趣旨です。
どちらも樽香を伴いますが、フランスの方はほのかな樽香で落ち着いた風味、アルゼンチンのほうはパワフルな樽香でトロピカルフルーツのような濃厚な風味です。

ソムリエール犬飼雅恵がワインの説明をしています。
ブルゴーニュ地方のシャルドネとアルゼンチンのシャルドネ、
どちらがこの料理に合うと思うか、どちらが好きか。
皆さんに尋ねてみたところ、今回はブルゴーニュのシャルドネのほうが若干、人気がありました。
もちろん好みは人それぞれ、飲む状況にもよりますね・・・唯一の正解というものはありません。

このセミナーは、単に食べて飲んで美味しかった、という会ではありません。
しっかりとワインの基本も学びます。
皆さん、真剣にワインと向き合っています。

3皿めのメインは国産地鶏とグリュイエールチーズのインボルティーニ黒トリュフソース。
とてもジューシィな食感の地鶏をグリュイエールチーズ等で包み、風味がしっかりとしてコクのある黒トリュフソースで味付けをしています。
料理のボリューム感に負けず、かつ黒トリュフのデリカシーと歩調を合わせられるワインがほしいですね。
2010年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを選んでみました。

ヴィンテージから7年経っていることにより熟成感がすこし出ており、若干レンガ色のニュアンスが入った色合いの赤ワインとなっています。
若いうちは強靭だったと思われるタンニン(渋味)も、熟成により程よく丸みを帯びています。
すこしシェリーやマデイラを思わせる酸化熟成の風味が出ているのは、このワインが大樽熟成など伝統的な造り方を一部採り入れているからでしょう。
それでもボディも味わいもシッカリとした骨格を保ち、かすかにドライフルーツのような甘味が感じられる辛口赤ワインです。

会の後半には参加者の皆さん同士も打ち解け、活発に質問や意見交換が行われました。
毎度のことながら、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
21時にいったん閉会し、残れる方とはさらに30分ほどワイン談義を楽しみました。
ぼくたちバイザグラスがVASHON日本橋兜町で行う、このお食事つきの「お気楽ワインセミナー」は、毎月1回のペースで開催しています。
次回は 9月27日(水) 19時~21時に開催します。
楽しそうだなと思った方、ワインに興味がある方、職場が近くにある方・・・
ぜひご参加ください。
バイザグラスの松沢裕之と犬飼雅恵が、あなたとの出会いを楽しみにしております。

おととい8月23日(水)の夜は、お気楽ワインセミナー「美味しい料理とワインを気軽に楽しむ会」を開催しました。
東京・日本橋のVASHON日本橋兜町で毎月開催している、お食事をしながらみんなでワインをワイワイ学べるワインセミナーです。
【関連記事】7/12ワインセミナー「美味しい料理とワインを気軽に楽しむ会」を開催しました!

19時を過ぎても蒸し暑さの残る東京都心の夏の夜。
まずはスッキリしましょう。スパークリングワインで乾杯~!

今回のスパークリングワインは、チリのモンテス・スパークリング・エンジェル。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵の伝統的製法で造られる本格的スパークリングです。
色が濃い目で比較的コクのある味わいです。

前菜はいろいろトマトと生ハム、ローストビーフのサラダ仕立て。
ローストビーフに載せてある緑色のもトマト、手前の丸いフライの中身もトマトです。
甘味のあるトマトからかなり酸味のあるトマトまで、本当にいろいろ。
フランス・ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランを合わせました。
この白ワインが持つグレープフルーツのような果実味とハツラツとした酸味が、よく合いました。

このVASHONでのセミナーでは、ゲストの皆さまと一緒に講師もお料理をいただきます。
簡単な自己紹介など歓談タイム・・・それでも皆さんワインのテイスティングに真剣です。

2皿目はスズキのムニエル焦がしバターソース。
肉厚なスズキとソースのふくよかな風味には、樽香を伴うふくよかなテイストのシャルドネを合わせたいところ。

予定していたアルゼンチンのシャルドネの前に、
当初の予定には無かったのですが今回は特別にエキストラで、
フランス・ブルゴーニュ地方のシャルドネ(ルイ・ジャドのブルゴーニュ・シャルドネ2014年)もテイスティングしてみました。
同じシャルドネでもフランスのものとアルゼンチン(新世界)のものではワインのスタイルや味わいが違うことを体感していただこうとの趣旨です。
どちらも樽香を伴いますが、フランスの方はほのかな樽香で落ち着いた風味、アルゼンチンのほうはパワフルな樽香でトロピカルフルーツのような濃厚な風味です。

ソムリエール犬飼雅恵がワインの説明をしています。
ブルゴーニュ地方のシャルドネとアルゼンチンのシャルドネ、
どちらがこの料理に合うと思うか、どちらが好きか。
皆さんに尋ねてみたところ、今回はブルゴーニュのシャルドネのほうが若干、人気がありました。
もちろん好みは人それぞれ、飲む状況にもよりますね・・・唯一の正解というものはありません。

このセミナーは、単に食べて飲んで美味しかった、という会ではありません。
しっかりとワインの基本も学びます。
皆さん、真剣にワインと向き合っています。

3皿めのメインは国産地鶏とグリュイエールチーズのインボルティーニ黒トリュフソース。
とてもジューシィな食感の地鶏をグリュイエールチーズ等で包み、風味がしっかりとしてコクのある黒トリュフソースで味付けをしています。
料理のボリューム感に負けず、かつ黒トリュフのデリカシーと歩調を合わせられるワインがほしいですね。
2010年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを選んでみました。

ヴィンテージから7年経っていることにより熟成感がすこし出ており、若干レンガ色のニュアンスが入った色合いの赤ワインとなっています。
若いうちは強靭だったと思われるタンニン(渋味)も、熟成により程よく丸みを帯びています。
すこしシェリーやマデイラを思わせる酸化熟成の風味が出ているのは、このワインが大樽熟成など伝統的な造り方を一部採り入れているからでしょう。
それでもボディも味わいもシッカリとした骨格を保ち、かすかにドライフルーツのような甘味が感じられる辛口赤ワインです。

会の後半には参加者の皆さん同士も打ち解け、活発に質問や意見交換が行われました。
毎度のことながら、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
21時にいったん閉会し、残れる方とはさらに30分ほどワイン談義を楽しみました。
ぼくたちバイザグラスがVASHON日本橋兜町で行う、このお食事つきの「お気楽ワインセミナー」は、毎月1回のペースで開催しています。
次回は 9月27日(水) 19時~21時に開催します。
楽しそうだなと思った方、ワインに興味がある方、職場が近くにある方・・・
ぜひご参加ください。
バイザグラスの松沢裕之と犬飼雅恵が、あなたとの出会いを楽しみにしております。
