バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。
おととい7月22日(土)は、お気楽ワインセミナー「夏のスッキリ白ワイン」を開催しました。

よく晴れた昼下がり。
スッキリ爽快な白ワインをテイスティングするのに相応しい陽気の週末です。
暑い中を会場に到着したゲストの方に、まずはクールなワインで涼んで頂きましょう。

というわけで、オーストリアの代表的なブドウ品種グリューナー・フェルトリーナーのワインで乾杯~!
今回はいわゆる基本品種から一歩離れて、オルタナティヴ品種と呼ばれるブドウの白ワインも交えて試飲、学習してみました。
オーストリア・ニーダーエストライヒ州のグリューナー・フェルトリーナーは、
柑橘系の果実を思わせる酸味がハツラツとした、クールでファッショナブルな印象の白ワインです。
2つめはイタリア・ヴェネト州のソアーヴェ・クラシコ。
ブドウ品種はガルガーネガです。
ソアーヴェを本拠地とする造り手でソアーヴェの最高峰ともいわれるピエロパンのソアーヴェ・クラシコをセレクトしました。
リースリングを思わせるような華やかな香り、熟したライムのような果実味を伴う酸味が心地よい、エレガントなタイプのソアーヴェでした。

3つめはスペイン西部ガリシア地方の産地、リアス・バイシャスのワインです。
ブドウ品種はアルバリーニョ。
非常にアロマティックな(芳香性に富んだ)ワインですね。
トロピカルな花の香り、シトラスや白桃などのフルーティさが強調されています。
と同時に、非常にミネラリー・・・海水を口に含んだときのような塩味をかすかに感じます。
それもそのはず、リアス・バイシャスは大西洋に面した海沿いエリアに広がる産地で、
ブドウ畑の土も木も年がら年中、海風を浴びているのですから。
その意味でテロワールがよく表現されている、まさに「海のワイン」といえるでしょう。
間違いなくシーフードに合いますね。パエリアとか、アサリ、タコ、イカ、エビ、タラ・・・

そのリアス・バイシャスのすぐ南にあるのがポルトガルです。
リアス・バイシャスから国境を挟んでポルトガル側に広がる産地がヴィーニョ・ヴェルデで、ここでも同じアルバリーニョを使った爽やか系の白ワインが名産となっています。
スペインのリアス・バイシャスからポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデにかけての産地で造られている、アルバリーニョ種を使ったスッキリ系白ワインについて、ソムリエール犬飼雅恵がお話しました。

4つめはポルトガルの、これまたシーフードに合いそうな白ワインを用意しました。
ヴィーニョ・ヴェルデではありませんが、ラビガートとビオジーニョという土着品種のブレンドで造られた白ワインです。
産地はポルト(ポートワイン)と同じエリアにある、ドウロというポルトガルを代表する名醸地です。
白桃、洋梨、アンズのような香りとジンジャーなど甘いスパイスを思わせる香り。
口当たりがやや肉厚な、酸味と果実味のバランスの良いワインでした。

テロワールの親和性といいますか、同じ地方で産まれる農産物や食物同士がいかに相性が良いかを体感して頂けるよう、ポルトガル産のオリーブオイルもご用意しました。
5つめは、ドイツのラインガウ地方の辛口リースリングをご用意しました。
ドイツといえばリースリング、リースリングといえばドイツですが、残糖分のある中甘口のワインが多いです。
実際、ドイツのワイン格付で最上位にあるプレディカーツヴァインも、残糖分によって等級分けされています。
しかし今回テイスティングしたのは、プレディカーツヴァインのカビネットという等級のトロッケン(辛口)です。
ドイツの辛口リースリングって、本当に美味しいんですよ。
白い花、青リンゴ、マスカットを思わせる高貴な香りがします。
口に含むと、青リンゴのような果実味を伴う良質でエレガントな酸味。
果実味のコクと高貴な酸味が感じられる、典型的に良くできたドイツらしい辛口リースリングでした。
「これは美味しい!」と、ゲストの皆さんも意見が一致していましたね ^^

上の写真が、今回の白ワイン5種類です。
左側→右側の順序でテイスティングしました。
ぼくたちバイザグラスのお気楽ワインセミナーは、毎月の「ワイン入門」のほか今回のようなテーマ別ワインセミナーも定期的に開催しています。
ぜひお気軽にご参加ください!

おととい7月22日(土)は、お気楽ワインセミナー「夏のスッキリ白ワイン」を開催しました。

よく晴れた昼下がり。
スッキリ爽快な白ワインをテイスティングするのに相応しい陽気の週末です。
暑い中を会場に到着したゲストの方に、まずはクールなワインで涼んで頂きましょう。

というわけで、オーストリアの代表的なブドウ品種グリューナー・フェルトリーナーのワインで乾杯~!
今回はいわゆる基本品種から一歩離れて、オルタナティヴ品種と呼ばれるブドウの白ワインも交えて試飲、学習してみました。
オーストリア・ニーダーエストライヒ州のグリューナー・フェルトリーナーは、
柑橘系の果実を思わせる酸味がハツラツとした、クールでファッショナブルな印象の白ワインです。
2つめはイタリア・ヴェネト州のソアーヴェ・クラシコ。
ブドウ品種はガルガーネガです。
ソアーヴェを本拠地とする造り手でソアーヴェの最高峰ともいわれるピエロパンのソアーヴェ・クラシコをセレクトしました。
リースリングを思わせるような華やかな香り、熟したライムのような果実味を伴う酸味が心地よい、エレガントなタイプのソアーヴェでした。

3つめはスペイン西部ガリシア地方の産地、リアス・バイシャスのワインです。
ブドウ品種はアルバリーニョ。
非常にアロマティックな(芳香性に富んだ)ワインですね。
トロピカルな花の香り、シトラスや白桃などのフルーティさが強調されています。
と同時に、非常にミネラリー・・・海水を口に含んだときのような塩味をかすかに感じます。
それもそのはず、リアス・バイシャスは大西洋に面した海沿いエリアに広がる産地で、
ブドウ畑の土も木も年がら年中、海風を浴びているのですから。
その意味でテロワールがよく表現されている、まさに「海のワイン」といえるでしょう。
間違いなくシーフードに合いますね。パエリアとか、アサリ、タコ、イカ、エビ、タラ・・・

そのリアス・バイシャスのすぐ南にあるのがポルトガルです。
リアス・バイシャスから国境を挟んでポルトガル側に広がる産地がヴィーニョ・ヴェルデで、ここでも同じアルバリーニョを使った爽やか系の白ワインが名産となっています。
スペインのリアス・バイシャスからポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデにかけての産地で造られている、アルバリーニョ種を使ったスッキリ系白ワインについて、ソムリエール犬飼雅恵がお話しました。

4つめはポルトガルの、これまたシーフードに合いそうな白ワインを用意しました。
ヴィーニョ・ヴェルデではありませんが、ラビガートとビオジーニョという土着品種のブレンドで造られた白ワインです。
産地はポルト(ポートワイン)と同じエリアにある、ドウロというポルトガルを代表する名醸地です。
白桃、洋梨、アンズのような香りとジンジャーなど甘いスパイスを思わせる香り。
口当たりがやや肉厚な、酸味と果実味のバランスの良いワインでした。

テロワールの親和性といいますか、同じ地方で産まれる農産物や食物同士がいかに相性が良いかを体感して頂けるよう、ポルトガル産のオリーブオイルもご用意しました。
5つめは、ドイツのラインガウ地方の辛口リースリングをご用意しました。
ドイツといえばリースリング、リースリングといえばドイツですが、残糖分のある中甘口のワインが多いです。
実際、ドイツのワイン格付で最上位にあるプレディカーツヴァインも、残糖分によって等級分けされています。
しかし今回テイスティングしたのは、プレディカーツヴァインのカビネットという等級のトロッケン(辛口)です。
ドイツの辛口リースリングって、本当に美味しいんですよ。
白い花、青リンゴ、マスカットを思わせる高貴な香りがします。
口に含むと、青リンゴのような果実味を伴う良質でエレガントな酸味。
果実味のコクと高貴な酸味が感じられる、典型的に良くできたドイツらしい辛口リースリングでした。
「これは美味しい!」と、ゲストの皆さんも意見が一致していましたね ^^

上の写真が、今回の白ワイン5種類です。
左側→右側の順序でテイスティングしました。
ぼくたちバイザグラスのお気楽ワインセミナーは、毎月の「ワイン入門」のほか今回のようなテーマ別ワインセミナーも定期的に開催しています。
ぜひお気軽にご参加ください!
