バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。
ボルドー地方には、明確にタイプの違うワインを生み出す2つのエリアが存在します。
それぞれボルドー「左岸」、「右岸」と呼ばれています(図表を参照)。

いちばん安価な価格帯のボルドーワインは、左岸も右岸も含めた「ボルドー地方のどこか」でできたブドウから造られ、原産地表示もいちばん広域の「AOCボルドー」を名乗ります。
もう少し良いワインになると、左岸もしくは右岸の中の、より狭く特定された地区や村のAOCを名乗ります。
左岸のブドウ畑はガロンヌ河から、さらに河口側で大西洋に注ぐジロンド河にかけての西側(つまり左岸)にあります。
右岸のブドウ畑はドルドーニュ河の北側と、さらに河口側のジロンド川の東側(つまり右岸)にあります。
ちなみにガロンヌ河とドルドーニュ河の間に位置するアントル・ドゥ・メール地区はソーヴィニヨン・ブランを使った白ワインの名産地です。
ボルドー左岸、右岸にはそれぞれ、覚えておきたい重要な地区があります。
●左岸
・ オーメドック地区 Haut-Médoc
(この中にポイヤックやマルゴーなどの有名な村々があり、グラン・ヴァンも生まれる)
・ グラーヴ地区 Graves
(中でもぺサック・レオニャン Pessac-Léognan が名醸地)
・ ソーテルヌ地区 Sauternes
(甘口の貴腐ワインの名産地)
●右岸
・ サンテミリヨン地区 St.-Émilion
(メルローやカベルネ・フラン主体のソフトで厚みのある赤ワインの産地)
・ ポムロール地区 Pomerol
(サンテミリヨンの西に隣接する通好みの高級ワインの産地)
左岸と右岸は、主に土壌が異なります。
左岸は砂利質が主体なのに対して、右岸は粘土質が主体です
そのため、砂利質の土壌に適したカベルネ・ソーヴィニヨンが左岸の主要品種となり、
粘土質に適したメルローが右岸の主要品種となります。
もちろん、左岸でもメルローを栽培していますし、右岸でもカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられています。
またいずれの側でも、重要な補助品種としてカベルネ・フランも育てられています。

ボルドー地方には、明確にタイプの違うワインを生み出す2つのエリアが存在します。
それぞれボルドー「左岸」、「右岸」と呼ばれています(図表を参照)。

いちばん安価な価格帯のボルドーワインは、左岸も右岸も含めた「ボルドー地方のどこか」でできたブドウから造られ、原産地表示もいちばん広域の「AOCボルドー」を名乗ります。
もう少し良いワインになると、左岸もしくは右岸の中の、より狭く特定された地区や村のAOCを名乗ります。
左岸のブドウ畑はガロンヌ河から、さらに河口側で大西洋に注ぐジロンド河にかけての西側(つまり左岸)にあります。
右岸のブドウ畑はドルドーニュ河の北側と、さらに河口側のジロンド川の東側(つまり右岸)にあります。
ちなみにガロンヌ河とドルドーニュ河の間に位置するアントル・ドゥ・メール地区はソーヴィニヨン・ブランを使った白ワインの名産地です。
ボルドー左岸、右岸にはそれぞれ、覚えておきたい重要な地区があります。
●左岸
・ オーメドック地区 Haut-Médoc
(この中にポイヤックやマルゴーなどの有名な村々があり、グラン・ヴァンも生まれる)
・ グラーヴ地区 Graves
(中でもぺサック・レオニャン Pessac-Léognan が名醸地)
・ ソーテルヌ地区 Sauternes
(甘口の貴腐ワインの名産地)
●右岸
・ サンテミリヨン地区 St.-Émilion
(メルローやカベルネ・フラン主体のソフトで厚みのある赤ワインの産地)
・ ポムロール地区 Pomerol
(サンテミリヨンの西に隣接する通好みの高級ワインの産地)
左岸と右岸は、主に土壌が異なります。
左岸は砂利質が主体なのに対して、右岸は粘土質が主体です
そのため、砂利質の土壌に適したカベルネ・ソーヴィニヨンが左岸の主要品種となり、
粘土質に適したメルローが右岸の主要品種となります。
もちろん、左岸でもメルローを栽培していますし、右岸でもカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられています。
またいずれの側でも、重要な補助品種としてカベルネ・フランも育てられています。
