バイザグラスのソムリエ松沢裕之です。
ワインショップに行くと、ワインが陳列されている棚を眺めますよね。
今夜飲むワインを買うためだけでなく、いまどんなワインが棚に並んでいるのかをチェックするためでもあります。
それにしてもワインのラベルって、気が遠くなるほどいろんな種類というか、様々なスタイルのものが蔓延していますよね。。
これらの中から自分が本当に好きなワインを選ぶのは至難のワザですし、せっかく品揃えのよいお店に行っても、かえって混乱してしまいそうです。
まぁ、そういうお客様を補助するために、ぼくらのようなソムリエがいるんですけね・・・(笑)
多種多様なワインラベルで埋め尽くされたワイン棚を眺めるのが楽しくなるために、確実な方法がひとつあるとすれば、
それはラベルに書かれている様々な情報の解読の仕方を知ることです。
ワインラベルを読み解くことは、実はそんなに難しくありません。
なぜなら、ワイン生産国には必ずワインのラベル表記に規制や規則があり、
何を記載しなければならないか、
何を記載できるか、何を書いてはいけないか、
などが明確にされているからです。
いまでは日本でも、ぼくがワインを飲み始めた25年くらい前には考えられなかったほどたくさんの種類のワインが手に入るようになっています。
ラベルの読み方の基本さえ覚えてしまえば、これだけ豊富になったワインの選択肢の恩恵に浴するできるのです!
▲アンティノリがキァンティ・クラシコで造る「ティニャネロ」という商標のワイン
ワインのラベルには、いろんな「名前」が記載されています。
たいてい次のようなものです。
●ブドウ品種の名前
・・・そのワインの原料となった主なブドウの品種名です。
●生産者の名前
・・・伝統的には、たいていワイナリー会社名かワインを造った人物の名前です。
●場所や土地の名前
・・・そのブドウが育てられた産地、地域、畑などの名前です。
●商標の名前
・・・生産者名や土地の名前のほかに、特にブランド名がつけられているワインもあります。
(例)アンティノリという生産者がキァンティ・クラシコという地域で造る「ティニャネロ」
上記のほか、
●収穫年(ヴィンテージ)
・・・そのワインの原料となったブドウの収穫年です。ワインを特定するための重要な要素のひとつです。
●"Reserve"/"Riserva"/"Reserva"等の表記
・・・生産国によって法的な意味がある場合もあれば、とくに意味のない場合もあります。
ワインショップの棚もレストランのワインリストの記載も、たいてい次のいずれかの分類で並べらています。
①産地ごと
②ブドウ品種ごと
「生産者名プラス、産地名またはブドウ品種名」が、ぼくらがワインの話をするときに使ういちばん簡便な方法です。
たとえば「フォントディ・キァンティ・クラシコ」は、フォントディというワイナリーが、キァンティ・クラシコという地域で造ったワインという意味です。
「ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン」は、ロバート・モンダヴィというワイナリーが、カベルネ・ソーヴィニヨンというブドウ品種から造ったワインということになります。
▲フォントディのキァンティ・クラシコ
お気づきかもしれませんが、ラベルに産地名だけ書かれたワインとブドウ品種名が書かれたワインがありますね。
おおむね、ヨーロッパのワインはラベルに産地名だけが書かれ、ヨーロッパ以外のワインにはラベルにブドウ品種名が書かれていることが多いです。
これについては次回以降、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
ワインショップに行くと、ワインが陳列されている棚を眺めますよね。
今夜飲むワインを買うためだけでなく、いまどんなワインが棚に並んでいるのかをチェックするためでもあります。
それにしてもワインのラベルって、気が遠くなるほどいろんな種類というか、様々なスタイルのものが蔓延していますよね。。
これらの中から自分が本当に好きなワインを選ぶのは至難のワザですし、せっかく品揃えのよいお店に行っても、かえって混乱してしまいそうです。
まぁ、そういうお客様を補助するために、ぼくらのようなソムリエがいるんですけね・・・(笑)
多種多様なワインラベルで埋め尽くされたワイン棚を眺めるのが楽しくなるために、確実な方法がひとつあるとすれば、
それはラベルに書かれている様々な情報の解読の仕方を知ることです。
ワインラベルを読み解くことは、実はそんなに難しくありません。
なぜなら、ワイン生産国には必ずワインのラベル表記に規制や規則があり、
何を記載しなければならないか、
何を記載できるか、何を書いてはいけないか、
などが明確にされているからです。
いまでは日本でも、ぼくがワインを飲み始めた25年くらい前には考えられなかったほどたくさんの種類のワインが手に入るようになっています。
ラベルの読み方の基本さえ覚えてしまえば、これだけ豊富になったワインの選択肢の恩恵に浴するできるのです!
▲アンティノリがキァンティ・クラシコで造る「ティニャネロ」という商標のワイン
ワインのラベルには、いろんな「名前」が記載されています。
たいてい次のようなものです。
●ブドウ品種の名前
・・・そのワインの原料となった主なブドウの品種名です。
●生産者の名前
・・・伝統的には、たいていワイナリー会社名かワインを造った人物の名前です。
●場所や土地の名前
・・・そのブドウが育てられた産地、地域、畑などの名前です。
●商標の名前
・・・生産者名や土地の名前のほかに、特にブランド名がつけられているワインもあります。
(例)アンティノリという生産者がキァンティ・クラシコという地域で造る「ティニャネロ」
上記のほか、
●収穫年(ヴィンテージ)
・・・そのワインの原料となったブドウの収穫年です。ワインを特定するための重要な要素のひとつです。
●"Reserve"/"Riserva"/"Reserva"等の表記
・・・生産国によって法的な意味がある場合もあれば、とくに意味のない場合もあります。
ワインショップの棚もレストランのワインリストの記載も、たいてい次のいずれかの分類で並べらています。
①産地ごと
②ブドウ品種ごと
「生産者名プラス、産地名またはブドウ品種名」が、ぼくらがワインの話をするときに使ういちばん簡便な方法です。
たとえば「フォントディ・キァンティ・クラシコ」は、フォントディというワイナリーが、キァンティ・クラシコという地域で造ったワインという意味です。
「ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニヨン」は、ロバート・モンダヴィというワイナリーが、カベルネ・ソーヴィニヨンというブドウ品種から造ったワインということになります。
▲フォントディのキァンティ・クラシコ
お気づきかもしれませんが、ラベルに産地名だけ書かれたワインとブドウ品種名が書かれたワインがありますね。
おおむね、ヨーロッパのワインはラベルに産地名だけが書かれ、ヨーロッパ以外のワインにはラベルにブドウ品種名が書かれていることが多いです。
これについては次回以降、もう少し詳しく書いてみたいと思います。